地頭の良さとは?


ビジネス含む色々な場面で、主にポジティブな表現としてよく聞かれる「地頭がいい」という言葉。
学歴や成績の高低がそれの指標ではないのは何となくわかりますが、実際に地頭の良さを言語化
するとどういう特徴があるのか?いくつかの事例を用いて解説していきます。
①理解度が高い
「理解力が高い」 地頭の良い人の場合、初めて触れる情報であっても正しい処理と吸収ができる特徴が
あります。その内容の本質を見抜き、自分自身でスムーズにインプットとアウトプットができる能力に
長けています。 話の重要な部分とそうでない部分の選別が早くて正確であるのも特徴です。同時に、
聞いた話に対してその場での的を得た質問も可能で、少しの情報でも自身で補完して行動につなげる
ことが可能です。
②コミュニケーション力の高さ
「コミュニケーション力の高さ」 コミュニケーション力とは対人関係を盛り上げる能力に限らず、
自分の考えや意見を簡潔に分かりやすく説明できるところも含んでいます。例えばフェンシングに
詳しくない人に 競技の専門用語を多用して説明しても内容は全く通じず、理解してもらうことは残念
ながら不可能でしょう。相手の得手不得手、理解度も加味し、最適化された内容で話が出来る必要が
あり、 そうした判断を加えて会話ができる能力が高いです。
③発想・思考力が高い
「発想・思考力が高い」 慣習や既成概念・先入観に囚われることなく、常に柔軟な発想ができること。
また、一つの事象に対して複数の見方をする思考とともに、 「いつ何をすべきか?」の優先順位付けが
できる結果として実際の行動も効率的に進められています。
④柔軟性
「柔軟性」 基礎がしっかりしていて応用が効くと、今度は物事に対して柔軟に対応ができます。
例えば、想定外の問題が起こったときに「なぜ問題が起こったのか?」「対処法は何通りあって、
最善策は何か?」 「同じ問題を繰り返さないためには?」と問題に対して冷静に判断し、答えを導き
出すことができるのです。 決められた枠組みに固執するのではなく、優先すべきことや現状を把握して
柔軟に考えられる力が地頭の良さといえます。
以上を総合的に表すならば「情報処理能力」が高いのが地頭の良い人の特徴です。 裏を返せば、
自ら地頭を良くしていくにはこの解説の通りに意識して日々実行していくのが有効でしょう。
また、そうした特徴を持つ地頭の良い人を見つけ、関わり合いを増やすと自身の向上に繋がって
いきます。