人と差がつく休日の過ごし方


せっかくの休み、疲れを取りたいしいつもより長く寝ていたい・・・
という方は多いのではないでしょうか?
よくある「寝だめ」するという考え方は、お勧めしません。
医師の分析によれば、休日の睡眠時間を平日よりも
極端に増やしてしまうと、その差分が体内時計を
大きく狂わせる(後ろ倒し)ことになるからです。
結果として、休み明けの仕事中に本来であれば
眠くなるはずのない眠気が襲ってきたり、
集中力の低下を招くという不調をきたします。
しかもこれを元に戻すには、平均して3~4日
かかるそうです。前出の医師が、最大で平日の
平均睡眠時間+2時間以内までを上限に推奨しています。
日常的には最低6時間の睡眠時間を確保すべきで、
5時間を慢性的に切ってしまうと多くの人々の
心身は不調が出やすい傾向にあるようです。
つまり普段は6時間以上の睡眠、休日は
最大8時間までと決めて睡眠を取るのが良いでしょう。
また、休日に勉強する方にも有意義な時間の
割き方をお伝えします。 時間があるからといって、
休憩なく目一杯かじりついてする勉強は、
実は効率的ではないのです。 程よい休憩は
脳内の記憶容量、いわゆるワーキングメモリの
維持と集中力の維持に大きく関わってきます。
ワーキングメモリとは、一時的に情報や記憶を
蓄えておく脳の機能の一つです。これが低下するとすぐに
忘れてしまったり、 記憶の定着率の低下、
またはこれまで解けていた問題を突然複雑に
感じてしまうといったことが起こってしまいます。
集中力に関しては、東大教授で脳科学者の池谷氏が
勉強中の学生の脳波を測定した結果、適度な休憩が
集中力回復に効くことを発表しているほどです。
「20分座って勉強→8分立って勉強継続→2分勉強を休憩して歩く」
あるアメリカの大学教授が推奨するこの「20:8:2」の
サイクルは脳内の血流を安定させ、いわゆる頭がよく働く
状態を維持するのにとても効果的だそうです。
時計メーカーの調査によれば、「社会人が自身の1時間に値段を付ける」
というアンケート結果がオンタイム:4,443円に対し
オフタイム:8,346円だったというのです。
仕事の日と比較して1.88倍も価値のある休みの日、
皆さんも効率よく大切に過ごせるよう
是非これらを参考にしてみてください。