どうしても頭が働かないときは・・・


理由は分からないが頭がぼーっとしたり、思うように働いてくれない、集中できないときは
ありませんか? 脳への栄養が不足していたり、バランスが崩れたりするのが原因である場合があるよう
です。「しっかり働いてほしい」「今だけでも集中したいのに・・・」 そんなときにお勧めしたいやる
べきことをご紹介します。
とにかく体を動かす
5分でいいので歩いてみる、その場飛びを10回するでもなんでもいいので一定時間身体を動かして
みましょう。 直接的な脳への働きかけが効果として注意力向上や脳内の記憶スペースの確保に
繋がります。血流が良くなることで 脳内のホルモンが増加するため、というのが多くの研究者の見解の
ようです。
タンパク質の摂取
脳機能において重要な役割を担っている脳の神経伝達物質は、食べたものから直接脳内で作られる
ため、特にタンパク質が不足することで活動が鈍ります。 結果として集中力やアイデアを生み出す
発想力が低下します。 それを防ぐ意味でも、肉や魚・大豆などから必須アミノ酸を含むタンパク質を
摂取するよう心がけましょう。
コーヒーを飲む
眠気覚ましに効果的なのは誰もが知るところですが、焙煎の過程で発生する物質は脳内のごみとされる
アミロイドβの蓄積を阻害し、神経を保護する効果があると言われています。 カフェインは睡眠物質で
あるアデノシンという脳内物質を抑制させることで、覚醒効果と集中力を高めるのに役立つとされて
いますし、 また、記憶や学習に重要な役割を果たす脳の海馬の神経細胞の働きを強化し、記憶力を
高めるという実験結果もあります。
しっかりと水を飲む
デスクワークやイメージ力を使う仕事に取り掛かる前に、水を十分に摂った人とそうでない人とを比較
して、反応時間が14%も早かったという実験結果が出ているそうです。 さらに、のどの渇きを感じて
いると答えた人においては、反応時間により大きな差が生まれたそう。また、一度に多く摂取したと
しても1時間に500~800mlしか人体には吸収されず 残りは排泄されてしまうため、定期的に一杯の水を
摂取するのが身体にとってより良い方法のようです。 長時間労働やストレスは「脳疲労」の状態を引き
起こし、そのまま長く放置しているとうつ病の原因にもなりかねません。 上記でお勧めした対処方法に
ついては第一に体調、仕事や勉強の具合によって判断して取り入れてみてください。
こうした状態が長きに渡ってあまりに改善しない場合は医師の指示を仰ぐことをお勧めします。